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猫空ロープウエー、赤字で運賃3倍に引き上げ検討


ニュース 運輸 作成日:2015年12月4日_記事番号:T00060771

猫空ロープウエー、赤字で運賃3倍に引き上げ検討

 台北市文山区の猫空ロープウエーが年間1億台湾元(約3億7,000万円)の赤字を計上していることから、台北市政府交通局は、運賃を3倍に引き上げることを計画している。市議会の承認が得られれば、来年2月から新運賃を適用する方向だ。4日付聯合報などが報じた。

 値上げ後の運賃は全区間乗車した場合、150台湾元(約560円、現行50元)となる。交通系ICカード、悠遊カード(イージーカード)を利用した場合は、平日のオフピーク時のみ30元引きとする。

 猫空ロープウエーの今年の利用者は延べ266万人で、外国人や他県市からの観光客が6割以上を占める。利用者は毎年増加しているものの、メンテナンスなどにコストがかかり赤字が続いている。

 運賃引き上げ計画に対し、国民党、民進党の市議会議員は「一挙に3倍も値上げしたら、利用者が減少して赤字がさらに膨らむ」と反発している。

 鍾慧諭交通局長は、運賃値上げ当初は利用者が3割減少する可能性があると認めつつ、インターネット上で市民の反応を参考にしたいと説明した。