ニュース 金融 作成日:2015年12月4日_記事番号:T00060774
金融監督管理委員会(金管会)の統計によると、銀行の預金に対する貸出金(融資)の割合を示す預貸率は10月末に74.4%まで下がり、世界金融危機の影響を受けた2009年以降で最低となった。市場の不安定化で民間の投資意欲が減退し、低金利でも預金で安全に資産を増やそうとする傾向が強まっている。4日付蘋果日報が報じた。
銀行39行の10月末の預金残高は33兆9,750億台湾元(約127兆円)、貸出残高は25兆2,760億元で、預貸ギャップは8兆6,990億元に拡大した。貸出残高の前月比減少幅は1,340億元と09年3月以降で最大だった。
銀行の預貸率は09年の74.29%から10年に75.1%へ回復、11〜14年は76.6〜77.8%で推移したが、今年一気に落ち込んだ。
金管会銀行局の邱淑貞副局長は、預貸率が下がれば銀行の収益に影響するため、引き続き今後の動向を注視すると述べた。ただ、来年景気が好転すれば企業の資金需要が高まり、市民も投資を増やすため、銀行の手数料収入が増加すると指摘した。
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