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台北101総経理が董事長に昇任、政府系の主導権確立へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年12月4日_記事番号:T00060777

台北101総経理が董事長に昇任、政府系の主導権確立へ

 行政院は3日、台北101の運営会社、台北金融大楼の董事長に周徳宇総経理が昇任し、兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)の陳世明協理が総経理に就任する人事を内定した。財政部は来週9日の臨時株主総会で、政府系の董事会議席数を董事7席監察人3席に増やし、経営の主導権を守る構えだ。4日付経済日報などが報じた。


周徳宇総経理(右)。なお、台北101の年越し花火のスポンサーは戯智科技(バンバンゲーム)に決まった(台北101リリースより)

 彰化地方法院は27日、昨年の頂新食用油事件について、頂新製油実業の前董事長、魏応充被告らに一審無罪判決を下した。このため、台北101の董事監察人改選で頂新国際集団が反発する可能性があることについて、財政部の呉当傑次長は29日、財政部は既に民間株主の協力を得ていると話した。張盛和財政部長は、司法を尊重するが、道徳も重要だと述べた。

 台北101は現在、董事13席、監察人4席のうち▽政府系、董事6席、監察人2席(出資比率52.08%)▽頂新国際集団、董事5席、監察人2席(出資比率37.17%)▽中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)と中国信託商業銀行(中信銀、CTBCバンク)、董事1席(出資比率6.12%)──を占める。