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石油・化学
作成日：2008年3月13日_記事番号：T00006078
ＥＵ、ＰＶＡのダンピング調査を終了
経済部国際貿易局は12日、欧州連合（ＥＵ）がこのほど、台湾と中国のポリビニルアルコール(ＰＶＡ)に対する１年間の反ダンピング調査で、欧州側に経済損失は発生していないとの結論に至り、調査を終了したことを明らかにした。10日にＥＵ理事会で調査終了が承認され、欧州委員会が近く正式に発表する見通しだ。13日付工商時報が伝えた。
同局によると、ＥＵは2006年末から反ダンピング調査に着手し、昨年９月時点ではダンピング被害を認定していた。しかし、その後の詳細な調査で、昨年12月末に欧州関連業界の業績不振と台湾と中国から輸入されたＰＶＡには因果関係がないとの判断に至った。
ＥＵが反ダンピング調査に着手する以前の06年、台湾が欧州に輸出したＰＶＡは2,400万ドルで、台湾のＰＶＡ輸出の５分の１を占めていた。
