ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中鋼のQ2輸出価格、3割値上げへ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年3月13日_記事番号:T00006079

中鋼のQ2輸出価格、3割値上げへ


 中国鋼鉄は、第2四半期の鉄鋼製品供給価格を19%引き上げたのに続き、3月末に輸出価格を1トン当たり150~200米ドル、平均で25~30%引き上げる予定だ。輸出価格の1回当たりの上げ幅としてはここ数年で最大となる。13日付工商時報が報じた。

 輸出価格の引き上げは、製品価格を国際市場の動向に合わせるため。中鋼の熱延・冷延製品、鋼板、棒線などの主要製品は、現在、国際価格よりも1トン当たり140~200米ドル低くなっている。

 同社は域内市場優先のため、第2四半期は熱延製品、鋼板、棒線の輸出を削減する予定。冷延製品、電気製品、電磁鋼、溶融亜鉛めっきロールなどの輸出量は通常の輸出量を維持する。

 同社の主な輸出先は中国、香港、日本および東南アジア各地で、以前は年産量1,000万トンのうち約25%を輸出に回していたが、近年は域内需要の増加により、減少傾向にある。