ニュース 建設 作成日:2015年12月7日_記事番号:T00060802
中部の砂石業者が海砂を違法に採取し、コンクリート業者に納入していた疑いが強まったとして、彰化地方法院検察署はこのほど10人を摘発した。7日付聯合報がが報じた。
台湾ではコンクリートに川砂の代わりに海砂が混ぜられ、それが使用された住宅で壁や天井が剥がれるなどの被害が続出し、かつて大きな社会問題となった。建物に異常があった時点で建設会社は代金を受領済みで、賠償にも応じないケースがある。
検察は関係先23カ所を捜索。少なくとも13人が犯行に関与している疑いを強め、10人を取り調べた。
生コンクリート業者の業界団体、台湾区預拌混凝土工業同業公会はこのほど、会員誌に悪徳な業者に対して自粛を呼び掛ける公告を掲載した。
同団体は「コンクリートに海砂が混ぜられる問題は以前からある。悪徳業者が安値で海砂を仕入れ、薬品で塩分を取り除いた上で、川砂も混ぜて使用する。当初は見分けが付かないが、数年後に鉄筋が腐食したり、壁が剥がれたりする」と指摘した。
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