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RSテクノロジーズ、台南工場が竣工


ニュース 電子 作成日:2015年12月7日_記事番号:T00060816

RSテクノロジーズ、台南工場が竣工

 シリコンウエハー再生加工の世界最大手、RSテクノロジーズ(本社・東京都品川区、方永義社長)の初の海外工場となる台南工場(台南市新市区)が完成し、4日竣工式が行われた。


方永義同社社長(中央)は「台南の地の利を生かして、台湾半導体産業の発展に貢献していきたい」と抱負を語った(4日=YSN)

 同社は半導体メーカーが製造工程で使用するモニター用ウエハーの再生加工を手掛けており、台湾積体電路製造(TSMC)、南亜科技、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)など顧客企業に近い場所で操業するために台南に進出した。自社の輸送コスト低減のみならず、供給サイクルを速めることで顧客の在庫圧縮にも貢献する。

 台南工場の投資額は24億円で、来年第2四半期には最大生産能力である月産10万枚に到達する見通しだ。現在同社はウエハー再生加工の世界市場でシェア29%を有するが、同工場の稼働によって3割台に達して競争優位性をさらに高める。