ニュース 電子 作成日:2015年12月8日_記事番号:T00060835
国家通訊伝播委員会(NCC)は7日、第4世代(4G)移動通信用の2,600メガヘルツ(MHz)帯の周波数の入札結果を発表し、合計落札価格は最低制限価格を93.9%上回る279億2,500万台湾元(約1,000億円)だった。8日付経済日報が報じた。
今回の入札は190MHz幅が対象で、6つの帯域に分けて実施され、入札開始から15日目の第142回入札で落札者が確定した。
通信キャリア別では、中華電信がFDD(周波数分割複信)方式では最多となる60MHz幅(D2、D4帯域)を99億5,500万元で落札。遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)はFDD方式とTDD(時分割複信)方式の合計で65MHz幅(D3、D6帯域)を91億3,000万元で落札した。
このほか、台湾之星電信(台湾スターテレコム)は20MHz幅(D1帯域)を66億1,500万元で、亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)は25MHz幅(D5帯域)を22億2,500万元でそれぞれ落札した。台湾大哥大(台湾モバイル)は入札を途中で断念。亜太電信との合併を控えた国碁電子(アンビット・マイクロシステムズ)も入札参加を見送った。
各社とも今回落札した周波数帯で来年上半期からサービスを開始する構えで、4Gの接続速度改善が期待される。2,600MHz帯は波長が短いため、都市部での通信に向いている。
NCCは交通部の計画に基づき、3Gの事業免許満了に伴い回収する2,100MHz帯、1,800MHz帯のC6帯域を近く放出することにしている。
市場関係者は、各社の落札金額が予想の範囲内にとどまっており、来年度の経営に大きな影響は与えないとみている。
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