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AUOの11月2.4%減収、パネル価格の大幅下落で


ニュース 電子 作成日:2015年12月8日_記事番号:T00060838

AUOの11月2.4%減収、パネル価格の大幅下落で

 液晶パネル大手、友達光電(AUO)が7日発表した自社決算による11月連結売上高は284億9,000万台湾元(約1,100億円)で、前月比2.4%減、前年同月比18.1%減だった。大型パネル出荷枚数は985万枚で前月比11%増だったものの、価格の大幅下落が足を引っ張り減収に終わった。中小型パネルの出荷枚数は994万枚で前月比7.1%減だった。8日付工商時報が報じた。

 AUOは第4四半期について、同社の大型パネル出荷枚数は前期比6~14%減少、価格は1~4%下落するとみており、市場の需要や在庫状況に応じて稼働率を調整するとの見通しを示した。

 中堅パネルメーカー、中華映管(CPT)が同日発表した11月連結売上高は37億5,400万元で前月比9.3%増、前年同月比23.7%減だった。第4.5世代工場の2基のうち1基の稼働を11月に一時停止したこと、間接人員約2,515人を対象にした無給休暇の実施が減収の要因だ。大型パネル出荷枚数は10万1,000枚で前月比22.9%減、中小型パネル出荷枚数は3,342万枚で前月比1.4%増だった。

 中小型パネルメーカー、瀚宇彩晶(ハンスター)の11月連結売上高は12億3,000万元で前月比7.5%減、前年同月比41.5%減だった。中小型パネル出荷枚数は2,545万枚で前月比3.8%増だった。

 市場調査会社によると、パネル価格下落は来年1、2月まで続く見通しだ。液晶パネルメーカーは第4四半期、軒並み赤字に転落し、黒字回復は来年の下半期になる可能性があるという。