ニュース 社会 作成日:2015年12月9日_記事番号:T00060848
外交部は8日、パスポート表紙上部の「中華民国」の文字を「台湾国」と印刷されたステッカーで覆い、先月下旬にシンガポールに入国しようとした台湾人3人が入国を拒否されたと明らかにした。9日付蘋果日報が報じた。
台湾独立を支持する市民の間では、パスポートに「台湾国」ステッカーや台湾を象徴した動物などのシールを貼る運動が以前から広がっている。改変を禁止する条例改正案が今年5月に立法院を通過し、外交部は注意を呼び掛けていた。
外交部領事事務局(領務局)護照行政組の陳尚友組長によると、シンガポールで入国を拒否された台湾人は台湾の駐シンガポール代表処(大使館に相当)に助けを求め、駆け付けた同処関係者がシンガポールの税関職員と交渉したが入国拒否は撤回されなかった。台湾人がステッカーをはがすと言っても後の祭りだったという。
陳組長は、シンガポールの税関職員は職責に基づき入国の可否を判断するため、台湾側に入国拒否の理由を説明する必要がないと指摘。パスポートは国籍を証明する公文書であり、使用に当たっては法規を順守すべきと訴えた。
ネットユーザーからは「入国のためにステッカーをはがすとは根性がない」「政治的立場は別にして、パスポートを勝手に改変できないのは常識」といった意見が出た。
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