ニュース その他分野 作成日:2015年12月9日_記事番号:T00060853
行政院環境保護署(環保署)は8日、桃園市、台中市、彰化県の3県市において、農地の重金属による土壌汚染を防ぐため、工場排水に対する規制を厳格化すると発表した。69カ所の工場が対象となる見通し。9日付経済日報が報じた。
規制強化の対象となる地域では、▽銅▽亜鉛▽ニッケル▽カドミウム▽総クロム▽六価クロム──の重金属6種について排出基準が厳格化され、エリア内のメーカーは2年間の猶予期間中に排出設備の改善が求められる。
2年後に基準を満たしていない場合は罰金が科せられる。違反が3回以上続いたり、排水口を隠す、重大な水質汚染などが発覚した場合は排出許可が取り消されて再申請も認められず、工場の移転を迫られることになる。
桃園市では中壢工業区を含む新街渓と埔心渓流域の1万ヘクタールを対象エリアとし、来年1月にも規制強化が実施される見通しだ。彰化県は960ヘクタール、台中市は大里工業区を含む1,190ヘクタールを対象とし、来年2〜3月からの実施を予定している。
なお、これらエリアは、新たな工場を設置したり、排水量を増やすことができない「一級管制区」と、工場新設は可能ながら、より厳しい排水基準が適用される「二級管制区」に分けて管理される。
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