ニュース 社会 作成日:2015年12月10日_記事番号:T00060874
高雄市は9日、犬や猫の肉を食用にすることを禁じる内容の動物保護自治条例を可決した。台湾でも初となる内容の条例で、来月から施行される。10日付自由時報が伝えた。
同条例は犬や猫の肉を食べた場合、1万5,000~7万5,000台湾元(約5万6,000~27万8,000円)の罰金を科すほか、従業員が勤務先や宿舎で犬や猫の肉を食べるなどした場合、雇用主にも最高10万元の罰金を適用する内容だ。
同条例は実質的には犬や猫を食べる習慣がある国出身の外国人労働者が実質的な規制対象となりそうだ。当初は条文に「外労(外国人労働者)」という表現があったが、市議会での審議過程で不適切と判断され、全ての労働者が適用対象となった。
台湾国際労工協会の呉静如研究員は「世界の文化や価値観には差異があり、処罰だけで解決しようとする条文には差別が含まれている」と指摘した。
台湾では動物保護法で犬や猫を殺処理したり、販売したりすることは禁止されているが、食べる行為に関しては明文規定がなかった。
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