ニュース 商業・サービス 作成日:2015年12月10日_記事番号:T00060884
漢方せっけんブランドのARM&S(愛美氏)は、10月末以降、連日暴力団による店頭での営業妨害などを受け、12月末で台中市のショッピングモール、金典緑園道(パークレーン・バイ・スプレンダー)の店舗を閉鎖し、会社を解散することを明らかにした。10日付中国時報などが伝えた。
ARM&Sはホームページで、「暴力団に屈しない」との声明と犯罪禁止の画像を掲載した(同社リリースより)
原因は、経営者の張元毓氏と同社の元法律顧問の弁護士によるトラブル。弁護士は2年前に100万台湾元(約370万円)を出資してARM&Sの株主になったが、最近になって張氏に1,700万元という法外な価格で株式の買い戻しを要求。価格面で交渉が折り合わなかった結果、弁護士が暴力団を雇い、店頭での妨害行為に出たという。
弁護士側はさらにARM&Sの台北事務所で騒いだほか、張氏の家族を脅すなどした。張氏は「事業のために家族を犠牲にするのでは人生不合格だ。従業員と家族の安全を第一に考え、経営陣で相談した結果、営業を終了し、会社を解散することにした」と説明した。張氏家族は台湾を離れ、移民するという。
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