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国民党、蔡主席の土地投機疑惑を指摘


ニュース 社会 作成日:2015年12月11日_記事番号:T00060902

国民党、蔡主席の土地投機疑惑を指摘

 来年1月の総統選に向け、副総統候補の王如玄氏が軍人・軍属向けの集合住宅「軍宅」への不動産投資を繰り返していたことが批判の的になっている国民党は10日、立法院で記者会見を開き、民進党の総統候補、蔡英文同党主席にも土地投機疑惑があると主張し、反撃に転じた。11日付蘋果日報が報じた。

 邱毅・元立法委員らは、蔡氏の資産申告資料に基づき、蔡氏が1988年に台北市内湖再開発区の土地15区画、計271坪を取得した後、97年に一括して売却し、1億8,000万台湾元(約6億7,000万円)の利益を得ていたと指摘し、蔡氏を「土地投機の天才だ」と皮肉った。

 邱元立法委員らはさらに、蔡氏が売却した土地を遠雄建設事業(ファーグローリー・ランド・デベロップメント)の創業者、趙藤雄氏が取得し、「海徳堡(ハイデルベルク)科技センター」を建てた点を挙げ、蔡氏と趙氏の間に特殊な関係があったのではないかとの指摘した。

 これに対し、民進党の王閔生広報担当は「蔡氏は土地を9年も長期保有しており、土地投機には当たらない」と反論した。国民党側の売却益の計算方式にも問題があると主張した。