ニュース 社会 作成日:2015年12月14日_記事番号:T00060924
新竹市の幼稚園でこのほど、園内トイレのし尿処理タンクを清掃していたところ、中から日本統治時代に流通していた銀貨など古いコインが300枚以上発見された。古い貨幣に詳しい人物によると、全て本物だとすれば市場価値は数十万台湾元(1元=約3.7円)に上るという。
銀貨が発見されたのは新竹市港南小学校の付属幼稚園。同園で10日、年に1度のし尿処理タンク清掃を実施したところ、龍の図案が施され台湾で「龍銀」と呼ばれる大日本帝国が1871年に発行した1円銀貨33枚と、中華民国が1914年に発行した「袁大頭」と呼ばれる袁世凱の横顔が彫り込まれた1円銀貨284枚が入った袋が「出土」した。
幼稚園関係者によると、同園の園舎が68年に登記される以前、同地は住宅地だったそうで、園内のトイレは91年に補修工事を施した後は特に手を入れていなかったという。しかし、し尿処理タンクは毎年、清掃を行っており、昨年まで特に変わったものは発見されておらず、突然高価なコインが出てきたことに関係者は驚きを隠せずにいる。
出てきたコインは、教師たちが臭いに耐えつつ、せっけんで汚れをきれいに取り除いた上で警察に拾得物として届け出た。今後半年間、落とし主が現れなければ、コインは幼稚園の所有物となるそうだ。
なおこれらの貴重なコインが突然出土した理由について警察は、幼稚園のトイレが道路に面した通用門の近くにあったことから、窃盗犯が必要に迫られてタンクに投げ込んだものではないかとの見方を示している。
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