ニュース 商業・サービス 作成日:2015年12月14日_記事番号:T00060932
台北市万華区西寧南路にある、マンションの一室を貸し出すタイプの「日租套房(デイリーマンション)」に宿泊していた家族6人が10日夜、入浴中に一酸化炭素中毒となり、病院に搬送された。この部屋は旅館業の営業許可を受けておらず、空き部屋を短期間貸したい個人と、宿泊場所を探す旅行者を仲介するAirbnb(エアビーアンドビー)のサイトで宿泊予約を受け付けていた。台北市政府観光伝播局は13日、Airbnb掲載物件のうち合法なものは5%以下と指摘し、同社に対し旅館業の登記がない宿泊施設の掲載を中止するとともに、早急に台湾支社を設立するよう文書で求めた。14日付蘋果日報などが報じた。
警察の調査によると、宿泊客はシンガポールから観光のため訪台した男性(52)と妻、子供4人の計6人。妻が入浴中にめまいを感じ、地震かと尋ねたことから、男性が一酸化中毒を疑い、窓を全開にして階下に助けを求めた。6人は11日、退院した。
警察は、湯沸かし器に強制排気装置が取り付けられておらず、安全管理に不備があったとして、業者を過失傷害罪の疑いで送検したほか、台北市政府が13日、罰金18万台湾元(約66万円)を科した。
宿泊客は、3室、リビング、バス・トイレ付き20坪の部屋を1泊3,100元で借りていた。このデイリーマンション業者は、今年6月から家賃2万5,000元で部屋を借り、簡単なリフォーム後、インターネットサイトやスマートフォンアプリで宿泊客を募っていた。
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