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ガソリン値下げ、12年ぶりの20元割れ目前


ニュース 石油・化学 作成日:2015年12月14日_記事番号:T00060937

ガソリン値下げ、12年ぶりの20元割れ目前

 国際原油価格の下落を受けて台湾中油(CPC)はきょう(14日)早朝、ガソリン・ディーゼル油(軽油)価格の引き下げを実施した。92無鉛ガソリンは1リットル当たり20.8台湾元(約76.3円)となり、年内にも12年ぶりの20元割れが実現しそうだ。なお、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)は既にきのう(13日)に同幅の値下げを行っている。14日付中国時報が報じた。

 その他製品の値下げ後の1リットル当たり価格は、▽95無鉛ガソリン、22.3元▽98無鉛ガソリン、24.3元▽軽油、18.4元──。ガソリン価格が全面的に25元を下回るのは約7年ぶりだ。

 CPCの張瑞宗副総経理は、ガソリン・軽油価格の変動要因は非常に多いが、客観的に見て石油輸出国機構(OPEC)が減産で合意に達するのは容易ではなく、さらに米国や中国で在庫水準が高まっていることから、今後半年〜1年、さらに言えば2年以内にガソリン価格が大幅に上昇する可能性は低いとの見方を示した。