ニュース 電子 作成日:2015年12月14日_記事番号:T00060943
液晶パネルメーカー、中華映管(CPT)が11月に第4.5世代工場2基のうち、1基(L1B)の稼働を停止したことを受けて、5インチパネルの市場への供給が約300万枚減少。特に同サイズのハイビジョン(HD)パネルは来年第1四半期まで供給不足が続く見通しで、最近、10%以上の値上がりを見せている。12日付蘋果日報が報じた。
中華映管の鍾兆其広報担当は、4.5世代工場、6世代工場それぞれ1基で5インチHDパネルを生産しているが、全体の生産量は確かに減少したと認めた。しかし、これは一時的な措置で同社は値上げを行っていないと強調した。
その上で、5インチHDパネルはスマートフォン入門機種向け製品で、新興国市場の多くで機能フォン(フィーチャーフォン)からスマホへの移行が進んでいるため、中華映管の中国顧客では内需市場こそ低迷しているものの、輸出が増えていると指摘した。
なお中華映管の減産を受けて、スマホ向けパネルの主要サプライヤー、瀚宇彩晶(ハンスター)は第4四半期、生産量をガラス基板ベースで前期比2万〜4万枚増の12万枚に引き上げている。
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