ニュース 電子 作成日:2015年12月14日_記事番号:T00060945
14日付電子時報が台湾大手IC設計業者の話を基に報じたところによると、ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の営業担当者は顧客に対し、同社の生産ラインのほとんどが来年第2四半期まで受注で埋まっており、今年末までに発注を行わなければ生産能力を確保できず、それ以降は緊急受注扱いで割り増し価格を請求することになるとの通知を行ったとされる。特に8インチウエハー工場では既に「順番待ちの行列」ができている状況だという。
ある業界関係者によると、TSMCでは最近、業界に先駆けて顧客からの受注が大きく回復しており、8インチおよび12インチ工場の稼働率が安定して上昇を続けているという。同社顧客は在庫水準が低下しているほか、TSMCとの緊密な関係を維持するため、いち早く発注を行っているとみられる。
特に聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)や敦泰電子(フォーカルテック・システムズ)といった台湾の液晶ドライバIC業界では、第4四半期から来年の春節(旧正月)まで携帯電話顧客からの在庫補充需要の増加が続く見通しで、TSMCの他、聯華電子(UMC)や世界先進積体電路(VIS)の生産能力を押さえる動きが出ているという。
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