ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

皇統科技の売り上げ水増し、経営陣に賠償責任


ニュース その他製造 作成日:2008年3月14日_記事番号:T00006095

皇統科技の売り上げ水増し、経営陣に賠償責任

 
 2004年に売上高を水増し計上し、上場廃止となった皇統科技の経営陣を相手取り、証券投資人先物投資人保護センターが株価急落で被害を受けた投資家1,590人に代わり起こした損害賠償訴訟で、台北地裁は13日までに、李皇葵元董事長ら当時の経営陣7人に対し、総額3億3,000万台湾元(約10億8,000万円)の賠償を命じる判決を下した。14日付経済日報が伝えた。

 判決は、皇統科技が経営環境の変化で既存事業の業績が悪化した際、金融機関からの借り入れが困難になることを懸念し、複数の企業と虚偽の売買契約を交わし、37億元の売り上げを水増し計上したと認定した。04年9月、李元董事長が記者会見で水増し計上を認めたため、株価が急落した。保護センターは記者会見後に同社株を売却したか継続保有していた投資家に賠償請求権があるとして、提訴していた。

 李元董事長は起訴され、昨年8月に士林地裁で懲役3年6月の実刑判決を受けたが、控訴している。