ニュース 社会 作成日:2015年12月15日_記事番号:T00060954
高雄市の国立科学工芸博物館(科工館)に新たに設置された、高低差が18メートルと「アジア最大」をうたう巨大滑り台がきょう(15日)から一般向けに開放された。
科工館に設置されたのは、同館4階から地下1階までをらせんを描いて筒状のパイプでつないだ滑り台で、全長は46メートル。滑り下りるまでに約12秒かかるという。
科工館の陳訓祥館長は、利用者は滑り下りる過程で位置エネルギーや重力、引力、らせん部分では求心力と遠心力、摩擦力と、12秒間に6種類の物理の原理を感じ取ることができると説明。摩擦のない条件下で5階の高さから落ちた場合、落下速度は時速67キロメートルに達するが、利用者は滑り台の安全な状況下で同様のスピード感を楽しむことができると語った。ただ、実際の利用にはスピードが出過ぎたり、摩擦で熱くなり過ぎないよう下半身に綿製のシートを敷いて滑る。
この滑り台はドイツのメーカーが2,000万台湾元を投じて制作したもので、昨年は英国の近現代美術館「テート・モダン」に設置され、3カ月で延べ80万人が体験した。なおマレーシアの商業施設にはかつて高低差21メートル、全長50メートルの滑り台が存在したそうだが、同施設は3年前に取り壊されており、現時点では科工館の滑り台が「高低差アジア最大」だという。
きのう実施されたテスト利用では、体験した市民から歓声が絶えず、これまで10回滑ったという同館関係者も「何回滑っても刺激的だ」と語っている。
利用者によると、ウオータスライダーと違って中は静かなため、心臓のバクバクがはっきり聞こえるそうだ(14日=中央社)
利用料金は滑り台1回のみ利用可能な体験チケットが80元。4回まで滑ることができ、他の施設も利用可能なセットチケットは▽一般、280元▽学生、220元▽団体(10人以上)・障害者・65歳以上の高齢者・6歳以下の子供、200元──。来年10月12日まで利用可能(月曜日休館)だ。ただ、安全を考慮して身長125センチメートル以下、体重150キログラム以上、妊娠中、心臓に疾病を抱える者は利用を控えるよう呼び掛けている。
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