ニュース 医薬 作成日:2015年12月15日_記事番号:T00060960
来年1月の台湾総統選に出馬する民進党の蔡英文主席は14日、国家生技医療産業策進会(生策会)が主催するバイオ経済産業策略サミットに出席し、台湾西海岸を貫くバイオ医薬産業ベルトの構築を目指す政策構想を明らかにした。台湾をアジア太平洋地域におけるバイオ医薬産業の研究開発拠点とするのが狙いだ。15日付経済日報が伝えた。
バイオ医薬産業ベルト構想は、中央研究院(中研院)がある台北市南港、新竹県竹北の医療材料園区、中部、南部の科学園区をつなぐもので、北部では新薬とワクチン、竹北は医療材料とバイオ製剤、中部は精密機械、南部は精密医療材料に特化する。
蔡主席はまた、構想実現に向け、▽人材確保に向けた規制緩和▽技術による現物出資や臨床試験補助などに向けた法律適用範囲の拡大▽知的財産権の保障▽国際基準に合致させるための法令の整理▽将来性があり台湾の優位性を発揮できる分野の選択▽データバンクの統合などリソースの再編──という6点を具体的な「行動綱領」として示した。
蔡主席は「バイオテクノロジーは産業高度化の重点だ。台湾は人材を集め、所得を向上させなければならない」と強調した上で、副総統候補に陳建仁・前中央研究院副院長を選んだのはバイオ産業の振興を図る狙いからだと説明した。
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