ニュース 電子 作成日:2015年12月15日_記事番号:T00060969
中堅通信キャリアの亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)は14日、鴻海精密工業傘下の新興通信キャリア、国碁電子(アンビット・マイクロシステムズ)を合併すると正式に発表した。合併基準日は12月31日。既に亜太電信の経営権を握っている鴻海は、合併によりモノのインターネット(IoT)分野での展開を本格化させることになる。15日付経済日報が報じた。
合併に当たり、亜太電信は普通株9億9,500万株を発行。アンビット1株に対し亜太電信0.4975株の比率で交換する。合併後の資本金は430億台湾元(約1,580億円)となる。
合併後、亜太電信に対する鴻海の持ち株比率は24%で筆頭株主の地位を維持。2位株主は台湾鉄路(台鉄)、3位株主はアンビット株主の台湾大哥大(台湾モバイル)で出資比率は約3.43%となる。
亜太電信は合併後、マーケティング、営業、ネットワーク、人材資源の統合により経営コストが低減し、競争力が向上すると説明した。
ただ、亜太電信が台湾モバイルとのローミング提携に依存して第4世代移動通信(4G)サービスを提供していることなどが問題視されており、今後、亜太電信は国家通信伝播委員会(NCC)に対し、新たな事業計画書を提出して審査を受ける必要がある。
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