ニュース 社会 作成日:2015年12月16日_記事番号:T00060978
中国大陸からの寒気団到来に伴い大気汚染物質が台湾に襲来しており、行政院環境保護署(環保署)によると、午後3時現在、基隆市から屏東県までの、東部を除くほとんどの県市でPM2.5(微小粒子状物質)の濃度指標が10段階で最も高い「10(非常に高い、紫)」が観測されている。同署は外出時にはマスクを着用するほか、家屋の北側の窓を開けないよう呼び掛けた。午後4~5時以降に徐々に改善する見通しだ。中央社などが報じた。
台北市内も16日、大気汚染で見通しが悪くなっている(16日=中央社)
環保署は現状について、中国の長江一帯のスモッグが寒気団と共に南下したためと説明した。同署によると、15日午前から新北市万里、桃園市大園、基隆市でPM2.5濃度の指標が「10」に上昇、午後から南部に広がった。なお、「10」はPM2.5濃度が1立方メートル当たり71マイクログラム以上。各地のPM2.5測定値速報は環保署のホームページ(http://taqm.epa.gov.tw/taqm/tw/default.aspx)で確認できる。
医師は、PM2.5濃度が上昇した2~3日後に胸腔科の受診者数が2~3割増えると指摘。特にぜんそく、肺炎、心臓病の持病がある人は症状が悪化すると注意を呼び掛けた。
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