ニュース 食品 作成日:2015年12月16日_記事番号:T00060992
頂新国際集団の不正食用油事件で無罪判決が出たことに反発した消費者が店頭での商品返品運動を繰り広げる中、頂新傘下の食品大手、味全食品工業はUCC上島珈琲の台湾法人、優仕咖啡の株式34%を売却する方針を固めたもようだ。16日付工商時報が伝えた。
双方は近く株式譲渡交渉を行うとみられる。今回の騒動ではスーパーマーケットの松青超市(マツセイ)の株式売却、カルビーとの合弁解消に続く動きとなる。
UCCは一連の「頂新たたき」が自社に波及することを恐れ、味全に株式の買い取りを求めたとされ、味全も騒動がUCCに波及することを避けるため、売却に応じる方針を固めたという。
これに関連し、UCCは当初、15日に社長が台湾入りし、消費者に説明を行う予定だったが中止した。
一方、味全食品は「林鳳営」ブランドの牛乳の不買運動が返品運動に発展する中、生産した牛乳の売れ残りを避けるため、全聯福利中心(Pxマート)で15日から牛乳1パックを購入すると1パック無料進呈という値引き販売を3日間限定で開始した。
量販店各社も味全から値引き販売の打診を受けているが、大潤発(RTマート)や愛買(aマート)は追随するかどうか決めていない。好市多(コストコ)は林鳳営の販売を中止している。
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