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作成日:2008年3月14日_記事番号:T00006101
3大自転車メーカー、今年は電動車に注力
巨大機械工業(ジャイアントMFG)、美利達(メリダ)、愛地雅工業(アイディール)の自転車大手3社は、電動自転車市場の世界的な成長を好感しており、今年の販売台数では、ジャイアントが昨年比4割増の45万台、アイディールとメリダは共に昨年の2倍以上の2万台を目標に掲げた。14日付蘋果日報などが報じた。
13日から台北市の南港展覧館で始まった国際自転車展に10台の電動自転車を出展しているアイディールの詹桂鎰総経理は、「過去数年、研究開発(R&D)に人材と資金を投入してきたが、その中でも電動自転車の研究開発が大きな比重を占めている」と話した。また、昨年から研究の成果を基に積極的に同市場を開拓しており、今後3年は年間50%以上の成長を続けるとの見方を示した。
メリダの鄭文祥副総経理も、特に中国の電動自転車市場は、自転車の1%のシェアしかないとしても、年に1,500万~1,600万台の規模になるため、その潜在成長力に期待を寄せる。
メリダの鄭副総経理とアイディールの詹総経理は、部品の値上がり、中国の労働合同法(労働契約法)、米国サブプライムローン問題などマイナス要素はあるものの影響はそれほど大きくないとみており、今年の自転車産業は7~10%成長するとの見方を示した。また、ジャイアントの羅祥安総経理は、「過去最高の業績も夢ではない」と、さらに楽観的な見通しを語った。