ニュース 医薬 作成日:2015年12月17日_記事番号:T00061010
馬英九総統は16日、台北市南港区に整備するバイオテクノロジー産業集積地「国家生技研究園区」の建設工事現場を訪れ、工事の遅延で馬総統の任期中に予定通り完成できない見通しとなったことに強い不満を表明した。17日付聯合報が伝えた。
馬総統(右)は90億台湾元(約340億円)も投じる国家重大計画なのだから、中研院はしっかり管理すべきだと述べた(16日=中央社)
馬総統はあいさつの中で、10分間にわたり、工事を主管する中央研究院(中研院)を「誰からも報告が上がってこなかった。全く知らなかった」などと責め立てた。
国家生技研究園区は、国軍第202兵工廠の跡地の一部に新薬、ワクチンなどの開発拠点を設けるもので、当初は来年4月に完成する予定だった。
中研院では、民進党の副総統候補、陳建仁氏が、出馬に伴い今年11月に辞任するまで副院長を務めており、同園区に関する業務を担当していたとされる。
中研院の翁啓恵院長は「国軍からの用地引き渡しが遅れ、後続する工事スケジュールにも遅れが生じた。来年4月末までに1棟目の建物の基本構造を完成させたい」と述べ、工事を急ぐ考えを表明したほか、工事は透明な形で行われており、政治的連想は慎んでほしいと呼び掛けた。
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