ニュース 社会 作成日:2015年12月18日_記事番号:T00061029
17日は台湾各地で今冬一番の寒さとなり、同日午前0時から午後7時の間に台北市、新北市、桃園市、花蓮県で気温低下によるとみられる死者が計20人に上った。死者には高血圧、脳血管疾患などの慢性病を持つ中高齢者が含まれていた。新北市政府消防局は、暖かい服装などで体を冷やさないようにし、心血管系の病歴を持つ人は頭痛や胸苦しさなど不快な症状が出たらすぐに病院へ行くよう呼び掛けた。18日付蘋果日報などが報じた。
17日は寒さのあまり、コートとマスクでほぼ全身を覆う市民が多く見られた(17日=中央社)
今冬最も強い寒気の影響で、17日は淡水(新北市)の気象観測所で午後5時に9.8度を記録するなど、台湾全土25カ所の有人観測所のうち玉山(南投県)を除く24カ所で今冬の最低気温を更新した。
中央気象局は、18日は寒気が弱まり、気温は北部で18〜21度、中南部で23〜24度まで高まると予測。週末はさらに北部で23度、中部で25〜26度、南部で27〜28度まで高まる見通しだ。
なお、ここ数日は深刻な大気汚染も重なり、多くの病院で救急外来患者が2〜3割増加した。台中栄民総医院嘉義分院の蔡政翰・救急外来科主任は、ここ2週間で心血管疾患と胸痛の患者が3割近く増えたと説明。例年は心血管疾患の患者が割と多かったが、今年は大気汚染でぜんそくや胸痛の患者が明らかに増えたと述べた。
行政院環境保護署(環保署)は、中国からの大気汚染物質の飛来はなくなったが、18日から高気圧が弱まり大気汚染物質が拡散しにくい状況になるため、特にアレルギー持ちの人は外出時にマスクを着用するよう注意を呼び掛けた。
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