ニュース 建設 作成日:2015年12月18日_記事番号:T00061038
台塑集団(台湾プラスチックグループ)はこのほど、同グループが高雄市前鎮区に保有する約12ヘクタールの工場跡地について、汚染除去作業が昨年完了し、既に高雄市政府の監督下を離れたことを明らかにした。観測によると同地は商業オフィス専用区として開発されるとみられ、空港、都市交通システム(MRT)などのインフラが整っていることから潜在商機は100億台湾元(約370億円)を超えると指摘されている。18日付蘋果日報が報じた。
高雄多功能経貿園区(高雄多機能経済貿易園区)「特貿5B」エリアに位置する前鎮工場跡地の価値について、同グループは07年に1坪当たり15万〜20万元と評価。整地後は30万〜40万元に上昇し、公共施設部分を除いた全体の市場価値は72億6,000万元、当初の取得コストを差し引けば開発価値は65億元とされたが、現在の相場を基に計算するとその価値は100億元を超える可能性があるとみられている。
なお台プラグループの主管は、傘下の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)仁武工場(高雄市仁武区)で2010年に土壌と地下水の汚染問題が発生した際、同グループでは27億6,000万元を投じて新たな技術を導入するなど、改善に努めたと強調。高雄工場、林園工場についても来年第1四半期までに汚染除去が完了する見通しだ。
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