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アパレル如興の対中投資案件、投審会が認可【図】


ニュース その他製造 作成日:2015年12月18日_記事番号:T00061043

アパレル如興の対中投資案件、投審会が認可【図】

 経済部投資審議委員会(投審会)は17日、アパレル受託生産の如興が中国の同業JDユナイテッド・マニュファクチャリング(玖地製造、江蘇省常州市)のグループ全体を総額3億8,760万米ドルで買収する対中投資計画を認可した。台湾の紡織産業による企業買収額としては過去最高額となる。

 

 如興は香港登記のJDユナイテッド・マニュファクチャリング(玖地製造)とTookuトレーディングの買収に2億3,377万米ドル、中国の常州市穂満国際貿易、常州東奥服装、重慶市酉陽県東奥迪利斯製衣、重慶市彭水県吉爾諾製衣、項城夢爾羅服装の各社の買収に計1億5,383万米ドルをそれぞれ投資する。

 18日付経済日報によると、如興は速やかに董事会で増資を決議し、来年4月末までに買収手続きを終える構えだ。如興の資本金は現在13億台湾元(約48億4,000万円)しかないため、120億~150億元の増資が必要になる見通しで、増資引き受け先が如興の株式を60%近く取得する計算となる。

 JDの公式サイトによると、同社は中国、カンボジア、タンザニアなどに工場30カ所を持ち、従業員数は3万人に達する。