ニュース 自動車・二輪車 作成日:2015年12月18日_記事番号:T00061044
台北市環境保護局は17日、大気汚染の原因となる2ストロークエンジンを使用したバイク(2ストバイク)の走行を2019年から禁止する方向で条例制定を目指すことを明らかにした。18日付中国時報が伝えた。
台北市では2ストバイクがバイク全体の12.3%を占める(17日=中央社)
台北市は3年以内に「住みやすい都市自治条例(宜居城市自治条例)」を制定し、2ストバイクの走行禁止を盛り込む。台北市で登録されている2ストバイク12万台が走行できなくなるほか、他の県市から台北市に2ストバイクで乗り入れることもできなくなる。
石油燃料はさまざまな炭化水素の混合物で、エンジンの中で完全に燃えずに、排気管から排出ガスの一部として大気中に排出された場合、大気汚染の原因になる。台北市は2ストバイクの走行禁止で、炭化水素の排出量を年間632トン削減でき、バイクによる大気汚染を7%抑制できると試算している。
台北市はこのほか、来年前半にもバス専用レーンと間もなく完成予定の「3横3縦自転車道」に指定される一部幹線道路を「低排出モデル地区」とし、バスの中でも12年1月以降に出荷され、黒煙フィルターを備えた車両のみに通行を認める方針だ。状況を見ながら、低排出モデル地区で車齢10年以上または排ガス基準を満たさないディーゼル車の通行を禁止することも検討する。
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