ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

HTCのVR「Vive」、今後10年のトレンドに=王董事長


ニュース 電子 作成日:2015年12月18日_記事番号:T00061052

HTCのVR「Vive」、今後10年のトレンドに=王董事長

 スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)がきょう18日、北京でバーチャルリアリティー(VR)対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「HTC Vive」開発者フォーラムを開催するのに先駆け、王雪紅(シェール・ワン)董事長は17日、「HTC Vive」がHTCにとって今後10年間の最重要製品になり、世界のトレンドを作ると述べた。18日付工商時報などが報じた。


王董事長は、「HTC Vive」の開発で18年前にスマホ開発に着手した感動を思い出したと語り、ハイテク産業に大きな変化を引き起こすと予測した(17日=中央社)

 HTCは来年2月末から「HTC Vive」の予約受付を開始し、4月に欧米、台湾を含む世界で発売する予定だ。

 王董事長は、VRは教育、衣料、娯楽などの分野に全く新しい体験をもたらすと話した。例として、来年アウディの旗艦店に「HTC Vive」を設置することで、消費者は全ての車種をVR試乗体験できるようになると明かした。もしアパレルブランドと提携すれば、消費者はVRを通じていくらでも試着できるとも話した。

 王董事長はまた、世界にライバルは多いが、「HTC Vive」はプラットフォームを用意することで、世界中でソフトウエアが開発され、ユーザーは簡単にダウンロードできると強調した。

 これまでに「HTC Vive」を体験したユーザーから「動きにくい」との意見が出ていることに対し、王董事長は来年1月に米国で開催される際家電見本市、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)でブレイクスルーをお見せすると示唆した。