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中台製のめっき鋼板、メキシコがダンピング調査開始


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年12月21日_記事番号:T00061071

中台製のめっき鋼板、メキシコがダンピング調査開始

 経済部国際貿易局(国貿局)は21日、メキシコ当局が(PDF)先週17日、台湾、中国製のめっき鋼板に対し、ダンピング(不当廉売)に関する調査を開始したと発表した。メキシコは中国鋼鉄(CSC)にとって自動車用などの主要輸出先だ。

 ダンピング輸入の事実に関する調査対象期間は2014年5月~15年4月末で、メキシコ産業の損害の事実に関する調査対象期間は12年5月~15年4月末。

 財政部の統計によると、台湾からメキシコへのめっき鋼板輸出額は▽12年5~12月、9,961万米ドル▽13年、1億648万米ドル▽14年、9,936万米ドル▽15年1~11月、4,338万米ドル──。国貿局は、業界団体と緊密に連絡を取り合い、企業に必要な支援を行っていくと表明した。

 メキシコは台湾にとって世界で19番目、中南米で2番目に大きい貿易相手で、内需も大きい。経済部は近年、輸出強化の重点国・地域に含めており、14年の輸出額は19億8,400万米ドルに上った。