ニュース 電子 作成日:2015年12月21日_記事番号:T00061075
液晶パネル大手、友達光電(AUO)の株価は先週、8.03台湾元(約29.6円)の過去最低まで急落。また同業大手の群創光電(イノラッス)も18日終値で9.47元と10元を割り込む一方、現在、2社合計で1,200億元を超える手元資金が今後も増加する見通しの中、市場では株価下落が続けば両社が買収の標的となる可能性は排除できないとの見方が出ている。21日付経済日報が報じた。
AUOの時価総額は18日終値計算で834億4,200万元。第3四半期末時点で769億1,500万元の手元資金を抱えるが、最大法人株主、佳世達科技(Qisda)の出資比率が6.9%と、持ち株比率10%を超える株主が存在せず、200億〜300億元の資金を準備できれば、同社の経営権を握り、豊富な資金をコントロールする権利を手にすることが可能になる。
また現在、世界で5位以内のパネルメーカーとなっているAUO、イノラックスは生産能力および技術面での強みも抱えており、市場関係者は、私募ファンドなどの大型投資機関は確実に興味を持っているとの見方を示している。
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