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日機装、台塑化と深紫外線LED合弁【表】


ニュース 電子 作成日:2015年12月21日_記事番号:T00061077

日機装、台塑化と深紫外線LED合弁【表】

 特殊ポンプなどを製造する日機装は18日、全額出資子会社の日機装技研(東京都東村山市)が台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)と深紫外線発光ダイオード(LED)の製造・販売を行う合弁会社を設立する内容の覚書を交わすと発表した。2018年をめどに台湾に工場を構え、最終的な年産能力は1,200万個と世界最大に達する見通しだ。

 合弁会社の社名は未定。資本金は約40億円、出資比率は日機装技研が51%、台塑化が49%となる予定。年明けの覚書締結、設立を目指す。

 工場の設備投資額は最大約80億円を想定。台プラの工場を間借りできるか交渉中で、実現すれば投資額を抑えることができる。

 日機装によると、深紫外線LEDは、水の殺菌や空気の殺菌・消臭、医療用途での殺菌・治療、表面改質や樹脂・インク硬化用の光源など広い範囲での応用が期待されている。日機装はこれまで新規事業として、深紫外線LEDの研究開発を進め、今年5月から専用工場(石川県白山市)での量産を開始した。10月には、世界最高出力(50ミリワット)の深紫外線LEDの量産化とそれを用いた小型・低消費電力の水殺菌モジュールの開発にも成功した。