ニュース 社会 作成日:2015年12月22日_記事番号:T00061082
屏東県の山間部を流れる溢寮渓の上に建設された、全長262メートルに及ぶ台湾最長の吊り橋「山川琉璃吊橋」が26日午後2時、一般の通行が試験的に開放される。地上45メートルの高さから豊かな自然、雄大な景色をゆっくりと楽しむことができる。
山川琉璃吊橋は一般開放1カ月前からインターネット上で話題となり、問い合わせが相次いだという(屏東県政府リリースより)
山川琉璃吊橋は三地門郷三地村と瑪家郷北葉村をつなぐもので中央政府と屏東県政府、および地元の郷公所が共同で建設を推進。地元の芸術家、撒古流・巴瓦瓦隆氏が通路部分のデザインを手掛けるなど、原住民パイワン族とルカイ族を象徴する特色ある趣向が凝らされている。
19日に行われたメディア向け公開イベントに参加した記者は、▽橋の両端に設置されたタロイモのオブジェクト▽手すり部分に設置された、原住民にとって神聖とされるヘビ「百步蛇(ヒャッポダ)」の意匠▽原住民の伝統的な工芸品として知られるガラス玉を埋め込み、言い伝えを記した通路脇のプレート──が「見どころ」だと推薦している。
なお26日〜来年2月29日まで行われる試験開放では、初日(午後2時〜)を除き、平日は午前9時〜午後4時、休日は午前9時〜午後5時が通行可能となる。旧暦大みそかの2月7日は開放を停止する。また同時に通行できる人数は100人に制限されるため、1時間ごとに400枚の整理券が発行される予定だ。試験期間中の通行料は無料。
さらに通行者を整理するため、「一方通行方式」が採用される予定で、12月および来年2月は瑪家郷側から三地門郷側へ、来年1月は三地門郷側から瑪家郷側への通行となり、瑪家郷〜三地門郷間などでシャトルバスが運行される。試験期間中の運賃は1人10台湾元(6歳以下は無料)。
瑪家郷側には台湾原住民文化園区があり、山川琉璃吊橋は屏東北部の新たなランドマークとして期待が寄せられている。
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