ニュース 電子 作成日:2015年12月22日_記事番号:T00061097
発光ダイオード(LED)チップおよびパッケージング(封止)価格は今年、市場の競争激化を受けて約50%の下落を見せているが、来年も中国メーカーが大規模な増産を計画していることから、さらに30%下落するとみられている。これに伴いLED照明市場でも価格競争が避けられず、蛍光灯形で20〜30%、電球形で30〜40%下落すると業界関係者は予測している。22日付電子時報が報じた。
中国LEDメーカーが相次いで増産を進めている一方で、市場の需要は予想されたほど伸びておらず、2015年のLED市場は約20%の供給過剰となっており、韓国の大手メーカーが損失の拡大を避けるため、LEDチップ事業を縮小するとの観測も先ごろ伝えられた。
一方、中国のLEDパッケージング大手、木林森は来年第2四半期に生産能力を500億個と、現在の350億個から40%以上増強する計画で、LED価格の下落は今後も止まらない見通しだ。
なお北米市場では現在、LED蛍光灯への切り替え率が5%にとどまっているとされるが、価格の下落および標準規格の確定に伴い、今後交換が進むと予測され、関連業者が積極的に商機獲得を目指すことになりそうだ。
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