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冠捷、中国で7.5世代工場設立か


ニュース 電子 作成日:2008年3月14日_記事番号:T00006111

冠捷、中国で7.5世代工場設立か

 
 中国メディア長沙晩報は、液晶モニターと液晶テレビのOEM(相手先ブランドによる生産)で世界最大手の台湾系冠捷科技(TPVテクノロジー)が、中国で第7.5世代パネル工場の建設を計画していると報じた。投資金額は15億~20億米ドルに上り、複数の投資機関と共同で実施するという。14日付経済日報が伝えた。

 冠捷幹部がこのほど、工場建設地選定のため湖南省長沙市を視察に訪れており、上海や蘇州、南京、福建なども候補地に挙げられているという。

 冠捷は今年のモニターの目標出荷台数を5,000万台とし、2010年には1億台の出荷を計画している。同社がパネルの自社生産を始めれば、パネルメーカーにとっては打撃となる。昨年末、冠捷へ7.68%の出資を決めた奇美電子(CMO)は、この計画への関与を否定した。

 中国には現在、パネルメーカーが4社あるが、いずれも第5世代工場の保有にとどまっている。冠捷の7.5世代工場設立が実現すれば、中国初のテレビ向けパネル工場となるとみられる。