ニュース 電子 作成日:2015年12月23日_記事番号:T00061127
華碩電脳(ASUS)が来年のノートパソコン正規モデルの生産を中国の比亜迪(BYD)に発注したと報じられ、業界ではASUSのノートPCの半分を受託生産する和碩聯合科技(ペガトロン)がまず業績に影響を受けるとの懸念が浮上したが、ペガトロンの童子賢董事長は22日、「実感できるほどの影響は出ない」とコメントした。23日付工商時報が報じた。
業界関係者は、ASUSは来年生産するノートPCのうち40〜50%(800万〜1,000万台)を広達電脳(クアンタ・コンピュータ)に、30〜40%(600万〜800万台)をペガトロンに、10〜15%(200万〜360万台)はコストを考慮してBYDに委託すると予測した。
童董事長は「ASUSは大口顧客だが、米国スマートフォン大手の台頭後、当社の業績に対するASUSの寄与度は5、6位となった。仮にBYDがASUSのノートPCを受注しても、当社は製品を分散させているため、あまり心配する必要はない」と述べた。
童董事長はさらに、ASUSがBYDにノートPCの生産を発注することになれば、それはペガトロンの一部の業務がいつまでも終わらないことが原因の一つと語った。ペガトロンはアップルからの今年と来年のiPhone受注割合が高まったことを受け、今年下半期に始めた生産拡大工事が2017年まで続くとみられている。童董事長は、今年はノートPC生産ラインから人手を携帯電話生産ラインに回した結果、ノートPCの受注を消化し切れなくなったと明らかにした。
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