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作成日:2008年3月14日_記事番号:T00006114
友達光電、発光ダイオード工場を新設へ
液晶パネル大手の友達光電(AUO)は、既存のL1工場(新竹科学園区)跡にエピタキシャル基板を使った発光ダイオード(LED)工場を新設する計画だ。同社液晶パネル事業群の蘇峰正総経理が責任者を務める。14日付経済日報が伝えた。
業界関係者によると、同社は欧州か日本のLEDメーカーからの技術移転を受け、2012年にLEDバックライト液晶パネルの生産を開始することを視野に入れている。
ノートパソコン用のLEDバックライトは高い技術が要求されるため、友達光電はまず照明市場向けのLED生産に参入し、技術レベルを高める構えとされる。関連会社の達方電子(ダフロン・エレクトロニクス)は既にLED照明市場に参入している。新工場にはまず実験生産ライン1本を設置し、当面は試作を行う方針だ。
友達光電は「LED事業の将来に関しては計画段階で、タイムスケジュールがあるわけではない」と説明した。
一方、14日付工商時報によると、友達光電が中部科学工業園区台中園区に建設している第7.5世代と第8.5世代の液晶パネル工場は、5月にも建物が完成する予定で、下期には生産ラインを設置し、試験生産が始まる見通しとなった。中部科学園区七星農場地区での第8.5世代工場も整地作業の開始が認められ、来月までに着工の運びとなっている。