ニュース 農林水産 作成日:2015年12月25日_記事番号:T00061165
中台の物品貿易協定締結交渉を加速するため、台湾側はこのほど、830項目の中国産農産物の輸入を一部条件付きで解禁する方針を打ち出したもようだ。台湾側としては農産物分野での譲歩で液晶パネルや工作機械などの関税撤廃を中国側に迫る構えだ。25日付経済日報が伝えた。
中台物品貿易協定第13回交渉が延期される可能性について、鄧振中経済部長は、日程より有利な条件を引き出すことの方が重要だと述べた(24日=中央社)
台湾側は台湾で生産されておらず、大量輸入が必要な農産物の輸入を解禁し、中国側に工業製品の関税撤廃を迫る方針を伝えたもようだ。市場開放が台湾の農家に影響を与えないことが前提だ。
中国はこれまで、台湾が世界貿易機関(WTO)メンバーでありながら、中国産農産物に一方的に差別的待遇を取ってきたことに不満を表明してきた。台湾側の譲歩で、物品貿易協定の交渉加速が期待される。
具体的にはリンゴ、サクランボ、アボカド、グレープフルーツ、ランブータン、小麦などの開放が予想されている。
行政院農業委員会(農委会)の陳保基主任委員は24日、「相手に関税撤廃を求めておいて、自分のものには手を付けることを許さない交渉などない。交渉ではチャンスを逃さず、台湾に有利なことであれば追求したい」と述べた。
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