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三井化学がMSCTに45%出資、中国でポリメタック事業拡大へ


ニュース 石油・化学 作成日:2015年12月25日_記事番号:T00061172

三井化学がMSCTに45%出資、中国でポリメタック事業拡大へ

 三井化学は24日、金属樹脂一体成形品「ポリメタック」の事業開発促進のため、台湾の電子部品商社、昱捷(セントロニック・インターナショナル)の子会社、三昱技研(MSCT、台北市)に45%出資したと発表した。金属表面処理事業を中国で展開しているMSCTにポリメタック技術を供与し、中国のスマホ向け金属表面処理市場での事業拡大を目指す。セントロニックのMSCT出資比率は55%となった。

 ポリメタックは金属の表面に特殊な処理を施すことでさまざまな金属と樹脂を強固に接合する新技術で、各種部材の軽量化のほか、部品点数の削減、製造工程の削減などが可能となる。三井化学は自動車用途に加えスマートフォンなどの電機・電子用途においてもポリメタックの事業開発を推進しており、高い接合強度は顧客から高い評価を得ているという。

 三井化学は、スマホは中国を中心に市場が拡大しており、特に高級感のある金属筐体に対する需要が高まっていると指摘。金属筐体は金属部と樹脂部との接合が必要で、接合のための金属表面処理市場の成⻑が見込まれていると説明した。