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都市開発贈収賄、趙藤雄被告が二審で実刑回避


ニュース 社会 作成日:2015年12月28日_記事番号:T00061187

都市開発贈収賄、趙藤雄被告が二審で実刑回避

 都市開発計画に絡み、元内政部営建署長の葉世文被告に巨額の賄賂を渡したとして起訴された遠雄建設事業(ファーグローリー・ランド・デベロップメント)の創業者、趙藤雄被告に対し、二審の台湾高等法院は25日、懲役2年(執行猶予5年)、罰金140万台湾元(約510万円)、国庫への2億元拠出を命じる判決を言い渡した。26日付工商時報が伝えた。


台湾高等法院の周盈文行政庭長は「趙被告への判決は社会に対する償いを果たしてほしいとの願いからだ」と説明した(25日=中央社)

 趙被告は一審で懲役4年6月、罰金90万元の実刑判決を受けていたが、二審判決を前に一転して起訴事実を認める内容の文書を裁判所に提出したことが実刑回避につながったとみられる。

 趙被告は遠雄企業団(ファーグローリー・グループ)を通じ、「裁判官が更生の機会を与えてくれたことに感謝する。今後は専門分野で貢献し、公益事業を行い、謙虚な行動で努力を重ねたい」とコメントした。

 一方、葉被告には一審の懲役19年より重い懲役21年、罰金1,000万元、追徴課税3,317万元の判決が下された。判決は葉被告について、「出所不明の3,300万元について、重罰を受けても出所を明らかにしないなど、犯行後の態度が劣悪だ」と批判した。