ニュース 運輸 作成日:2015年12月28日_記事番号:T00061191
交通部民用航空局(民航局)は台湾の航空各社が今年11月末時点で登録済みの機体259機のうち、国際民間航空機関(ICAO)が「高齢機」と定める機齢14年以上のものが59機と依然多く、機体全体の平均機齢が8.5年と以前より大きく下がっていないとして、来年から高齢の旅客機、貨物機の特別検査を実施する方針だ。28日付中国時報が報じた。
航空各社のうち遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)は全機体に当たる旧マクドネル・ダグラス(現ボーイング)製8機の平均機齢が21.2年と最高で、最も若いものでも17年以上だ。中華航空(チャイナ・エアライン)の平均機齢は9.58年、高齢機保有数は22機で最多。長栄航空(エバー航空)はそれぞれ7.58年、12機、復興航空(トランスアジア航空)は6.45年、4機。中華航空傘下の華信航空(マンダリン・エアラインズ)の平均機齢は7.6年、エバー航空傘下の立栄航空(ユニー航空、高齢機保有数2機)、格安航空会社(LCC)の台湾虎航(タイガーエア台湾)、威航(Vエア)は軒並み4年未満だ。
民航局は、検査では構造部品や腐食防止、耐空性改善通報(AD)への対応、機体構造の改装などが重点項目になると説明。また、今年は10月末までに起きた航空インシデントが累計50件と前年通年の61件を下回っているが、エンジントラブルは累計13件と前年通年の10件を上回っているため、エンジンも重点検査の対象とする方針だ。
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