ニュース 金融 作成日:2015年12月28日_記事番号:T00061194
財務状態が悪化している生命保険会社、朝陽人寿保険(台中市)は土地現物出資による15億5,000万台湾元(約57億円)の増資計画を実施しないことを董事会で決定し、年内の自主再建は事実上失敗に終わった。26日付工商時報が伝えた。
同社は当初、25日に増資を実施する予定だった。董事会は今年の赤字が既に8億9,000万元に達しており、増資を実施してもリスクベース自己資本比率(RBC)が法定最低基準の50%に達しないことから増資断念を決めた。
金管会は同社に3カ月の改善期間を与えた上で、来年3月末時点でRBCが50%に達しない場合、公的管理下に置くと表明している。
朝陽人寿は改善期間に外部からの資金調達や金融持ち株会社との提携など再建機会を探る意向だが、事態打開のめどは立たず、公的管理移行が秒読みに入った格好だ。
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