ニュース 石油・化学 作成日:2015年12月28日_記事番号:T00061198
石油化学大手、和桐集団の創業者で、中華民国全国工業総会(工総、CNFI)の名誉理事長を務める陳武雄被告(74)がインサイダー取引で懲役2年6月の実刑判決を受けた後、中国福建省に逃亡したとみられることが分かった。26日付蘋果日報が伝えた。
陳被告は今年8月の時点で収監される予定だったが、服役先刑務所の変更を申し立て、刑執行を先送りし、その間に逃亡を図ったとみられる。台北地方法院検察署は陳被告が行方不明になっていることを認めた上で、速やかに指名手配する方針を明らかにした。
陳被告は自らが設立したタッチパネルメーカー、和鑫光電(ハンスタッチ・ソリューション)の粉飾決算の手を染めた上で、株式のインサイダー取引を行い、3,573万台湾元(約1億3,000万円)の損失を回避したとして今年7月に最高法院で有罪判決が確定していた。陳被告には出境制限措置が取られていた。
陳被告は経営難の台湾優力の増資を引き受けると偽り、銀行団による18億元の融資を実行させたとして、銀行法違反の罪でも起訴されている。
和桐集団幹部は「既に引退してから長く、最近の動向は知らない」と話した。
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