ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年12月28日_記事番号:T00061200
台塑集団(台湾プラスチックグループ)がベトナム・ハティン省に建設中の大型製鉄所を運営するフォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)は25日、販売基準を満たす熱延鋼板の生産に初めて成功したと発表した。来月より試験的に販売を開始する計画だ。また来年6月には年産350万トンの第1高炉の火入れを行い、熱延製品の一貫生産が可能となる見通しだ。26日付経済日報が報じた。
FHSによると、同製鉄所では今期、中国鋼鉄(CSC)から調達したスラブを原料とし、熱延製品の生産ライン(年産能力405万トン)で試験運転を開始。約2カ月間の調整を続けていた。
今後はさらに異なるサイズ、材質の鋼板の試験生産を行うと同時に、ベトナム川下メーカーとの交渉や製品認証、試験販売に向けた準備を進める方針だ。
現在、ベトナムでは熱延鋼板が生産されておらず、全て輸入に頼っており、過去1〜2年の年間輸入量は600万〜700万トンに上っている。このため、台プラの製鉄所が正式に量産を開始すれば高い輸入代替効果が期待できるとみられる。
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