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「シャープは3年で黒字化できる」=郭台銘・鴻海董事長


ニュース 電子 作成日:2015年12月28日_記事番号:T00061206

「シャープは3年で黒字化できる」=郭台銘・鴻海董事長

 鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は25日、シャープと共同運営している堺ディスプレイプロダクト(SDP)の忘年会に最大株主として出席した後、台湾メディアに対し、同社がシャープ本体の買収を目指しているとされることについて「2年もらえればシャープ本社の財務状況を改善し、3年目から利益を上げることができる」と語った。中央社が26日伝えた。

 郭董事長は、SDPの経営状況が最も困難に直面していた3年前に同社への出資を決めたが、3年後の現在、SDPの経営は安定したがシャープ本社はまだ多くの問題に直面していると指摘。その上でSDPと同様の方法でシャープ本社に協力したいと語った。

 郭董事長はまた、シャープは資金を獲得できれば、一部株式を譲渡する可能性はあると語り、現在の問題は日本の官民ファンドの産業革新機構(INCJ)にあり、同機構が技術流出を懸念してシャープの再建の道を阻んでいるとの認識を示した。

 このほか共同通信社は同日、鴻海が高橋興三社長ら経営陣の退任を条件にシャープを約3,000億円で買収すると提案していると報じた。