ニュース 金融 作成日:2015年12月29日_記事番号:T00061230
クレジットカード大手のビザは28日、玉山商業銀行(Eサン・コマーシャル・バンク)と提携し、スマートフォンのホストカードエミュレーション(HCE)機能を使ったクレジットカード決済を台湾で初めて開始した。29日付経済日報が伝えた。
利用にはアンドロイド4.4以上のOS(基本ソフト)を搭載し、近距離無線通信(NFC)機能に対応したスマホが必要で、専用アプリ「玉山ウオレット」をダウンロードの上、登録を済ます必要がある。当面は10万枚の発行を目指す。
HCEはNFC機能を利用した決済方式でも従来のようにセキュアエレメントを必要とせず、個人情報をクラウド上で管理するのが特徴。アプリがバックグラウンドで起動していれば決済が可能となるメリットもある。
マスターカード・ワールドワイドも来年、モバイルペイメント業者、台湾行動支付と提携し、台新商業銀行、国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)、中国信託商業銀行(CTBCバンク)を通じ、HCE方式の決済を開始する予定だ。今後はさらに他行にも普及が進みそうだ。
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