ニュース 建設 作成日:2015年12月29日_記事番号:T00061233
台北都市交通システム(MRT)小碧潭駅周辺開発プロジェクト「美河市」をめぐり、地権者の台北市政府が事業者の日勝生活科技(ラジウム・ライフ・テック)に有利な内容の契約を結んでいたとされ、市政府の元担当者が起訴された裁判で、台北地方法院は28日、元捷運工程局聯合開発処長の高嘉濃被告と王銘蔵課長に図利(とり)罪などでそれぞれ懲役10年、4年の判決を言い渡した。29日付中国時報が報じた。
柯台北市長は、郝前市長の言う通り、馬英九・前々市長(現総統)の問題との認識を示した(28日=中央社)
判決は高被告が王被告に指示し、物件価値の鑑定価格を不当につり上げ、日勝生活科技が5億900万台湾元(約18億6,500万円)の不当利得を得るように便宜を図ったと指摘した。
今回の事件では、両被告は直接的な利益を得てはおらず、検察も収賄などを立証できなかったため、図利罪と文書偽造罪で起訴されていた。両被告が日勝生活科技に利益を供与した動機には不明な点が多い。
郝龍斌前市長時代の美河市問題を追及してきた柯文哲台北市長は「2人の小役人は非常に卑しい」と厳しい口調で批判し、今後は用地接収をめぐる違憲問題などの多くの問題の処理が必要になるとの認識を示した。
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